ここ1ヶ月くらい息子の「保育園行きたくない!」が目立ってきました。色々調べて実践してみたので、効果があったかな?というものを紹介します。
ここでの対応が、将来の子どもの成長に大きく関わってくると思います。愛情を持って、そして親のストレスは最小限にして、楽しく保育園に通えるようにしていきましょう!
子どもは、愛着を持って親から離れようとしている
子どもは、親から少し離れてみようと思う時期が来ます。これを再接近期と呼びます。
「再接近期」は、子どもが親から愛着を持って離れていく時期のことをいいます。15-24ヶ月頃の発達段階でやってくるようです。
この時期は、子どもは親から少し離れていきますが、すぐに不安になって後ろを振り返ります。
そうしたときに、必ず親が見守っていることにより、愛情を確認します。この発達段階を越えると、年齢がすすむにつれ、さらに一人で離れていけるようになります。
登園拒否もこの過程で起こるもので、愛情を持って子どもに接することで不安を取り除いてあげることが大切です。
ここでしっかりと愛着を育てることが大切です。愛着が育っていない人は、いつも人の愛情を疑ったり、愛情を確認するための行動をとってしまったりします。例えば、思春期や成人期になってからの自殺未遂や自傷行為、薬物中毒などにつながってしまうようです。
仕事や家事の忙しさを言い訳にしてしまいがちですが、ここはしっかり子どもと向き合って行きたいですね。
なぜ子どもが保育園に行きたくないと言うのか
保護者と一緒にいたい
「パパやママと一緒にいたい」という気持ちから「保育園行きたくない」と登園を拒否する場合があるようです。
一緒にいることが、一番安心するようですね。
しかし、仕事を頻繁に休むことはできないので、保育園に行ってもらわないと困ってしまいます。なので、一緒にいたいという気持ちを、少しずつ満たしていくことが大切です。
保育園生活に不安がある
園生活に不安がある理由は、次のようなことが考えられます。
- お友達とトラブルがあった
- 保育園で難しいこと、できないことがある
- 身の回りの持ち物に不満がある
- サイズが合っていない
- 使いづらい
集団生活なので、大人と同様にトラブルやストレスはあると思います。その中で生活して成長していってほしいという思いもあります。
しかし、幼い子どもにとって過度の不安は不適切です。保育園生活に不安があれば、早めに保育園の先生に相談しましょう。親身になって話を聞いてくれるはずです。
盲点になってしまいがちなことが、「身の回りの持ち物」に不満がある場合です。上履きのサイズが合っていなかったり、巾着袋が小さくて出し入れしづらくてストレスになっていないかなど、一度確認してみましょう。好きなキャラクターのアイテムを取り入れてみることも、気分転換になって良さそうですね。
体調が悪い、疲れている
体の不調を言葉でうまく表現できず、「保育園に行きたくない」と表現している可能性もあります。
保育園で体調を崩してしまう日は、大体朝機嫌が悪かったりします。「体調を崩す前兆」と捉えることもできそうです。
また、前日たくさん遊んで疲れていたり、前夜なかなか眠れなくて寝不足だった場合も登園を拒否することもあります。大人もそんな日はありますよね。
可能であれば、思い切ってお休みした方が子どもにかかる負担は少ないです。「仕事を休めない」という方は子どもの様子を保育園の先生に伝えておけば、いつもより気をつけてみてくれるでしょう。
「保育園行きたくない」に困ったときの親の対処法とは?
即効性はないですが、日々の適切な対応によって子どもも安心して登園できるようになると思います。
一緒にいたいという気持ちを満たしてあげる
まずは、日々の過ごし方を振り返ってみましょう。
- 一緒に過ごす時間は多いですか?少ないですか?
- 子どもの前でスマホをいじってしまっていませんか?
- ご飯は一緒に食べていますか?
- 子どもが話していることをしっかり聞いて答えていますか?
- 無条件に「好き」と伝えていますか?抱きしめてあげていますか?
短時間でも、一緒に過ごす時間にしっかり向き合えば、子どもの中に安心感が貯まっていきます。お風呂の時間、ご飯の時間、夜布団に入ってからの時間など、体も心も子どもに寄り添う時間を作りましょう。
気持ちを満たしてあげられたら、子どもは安心して保育園に通えるようになるでしょう。
子どもの気持ちを受けとめる
まずは子どもの今の気持ちを言葉にしてあげましょう。
「一緒にいたかったんだよね」
「今日はお家でゆっくりしたかったんだね」
「今日は調子が悪かったんだね」
「泣きたくなっちゃったんだね」
子どもが「うん」と返せる言葉を選びます。子どもは自分の気持ちを言葉にしてもらえると、それだけで「わかってもらえた」と安心します。
先の見通しをもてる言葉をかける
子どもは保護者とと離れている間に、「何が起こるかわからない」と不安を感じています。保護者がお迎えに来るまでの流れを、子どもに繰り返し伝えましょう。
1. お歌歌って
2. お散歩行って
3. 給食食べて
4. お昼寝して
5. おやつ食べて
6. お絵描き、プラレールで遊んでいたら
7. お迎えにくるよー
知っている範囲で具体的な情報を付け足して伝えられるといいですね。子どもと一緒に指折り数えながら、1日の流れを確認しましょう。子どもは先の見通しがもてると安心します。
笑顔で保育園の先生に託す
保護者の不安は子どもに伝染します。子どもが泣いていても必要なことを伝えたら、保育園の先生をを信じてサッと子どもを預けましょう。
子どもが泣いていても、笑顔で「行ってきます」と伝えましょう!辛い気持ちはあると思いますが。。保護者が笑顔でいれば、子どもも「ここは安心できる場所なんだ」と学習していきます。ゆくゆくは子どもも笑顔でハイタッチできる日がやってくるはずです。。!
さいごに
色々書きましたが、まずは1つ無理のない範囲で始めてみましょう。お子さんによって合わない場合もあると思います。
息子の場合はこれらを1ヶ月ほど続けて、少しづつ登園拒否が減ってきているかな?といった感じです。
すぐに良くなることではないと思うので、無理せず続けられるといいですね。また、保育園の先生とも気兼ねなく相談できると、気持ちが楽になりますよ。
大切なことは、お父さん、お母さんがお子さんと幸せに過ごせることです(^O^)