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GCPの VM に Cloud Monitoring エージェントをインストールする

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まる

5歳の長男と楽しく暮らすシングルファーザーです。 父親目線での育児、家事について発信していきます。ひとり親家庭や父親に寄り添った情報を増やしたい、という思いで活動を始めました。 趣味はスポーツ観戦と晩酌。成長した息子とビール片手にスポーツ観戦することが、小さな夢です。

GCPの永久無料VMインスタンスでアプリケーションを動かしています。


ただ、メモリを増やしてくれとダッシュボードで警告が出るようになりました。
まあ、600MBなので結構厳しいだろうとは思っていましたが、実際どうなのかモニタリングしてみようと思います。

どうやってモニタリングするか

次の公式サイトをみると、Cloud Monitoring エージェントを導入するとモニタリングできるようです。

単一の VM に Cloud Monitoring エージェントをインストールする


Monitoring エージェントを実行するには、最低 250 MiB の常駐(RSS)メモリが推奨されます。

おお、600MBしかないので、250MBくらい消費されるのはきつい...
モニタリングの確認が終わったら、エージェント停止しておくか。

エージェントをインストールする

それでは、エージェントをインストールします。

VMインスタンスにターミナル接続して、手順を実施していきます。


パッケージリポジトリを追加する

エージェントのパッケージ リポジトリを追加します。

curl -sSO https://dl.google.com/cloudagents/add-monitoring-agent-repo.sh
sudo bash add-monitoring-agent-repo.sh

エージェントをインストールする

インストール可能なバージョンを選択するために、次に使用可能なエージェントのバージョンを一覧表示します。

sudo yum list --showduplicates stackdriver-agent
stackdriver-agent.x86_64                          6.0.5-1.el7                              @google-cloud-monitoring
Available Packages
stackdriver-agent.x86_64                          5.5.2-1001.el7                           google-cloud-monitoring 
stackdriver-agent.x86_64                          5.5.2-1002.el7                           google-cloud-monitoring 
stackdriver-agent.x86_64                          6.0.0-1.el7                              google-cloud-monitoring 
stackdriver-agent.x86_64                          6.0.1-1.el7                              google-cloud-monitoring 
stackdriver-agent.x86_64                          6.0.2-1.el7                              google-cloud-monitoring 
stackdriver-agent.x86_64                          6.0.3-1.el7                              google-cloud-monitoring 
stackdriver-agent.x86_64                          6.0.4-1.el7                              google-cloud-monitoring 
stackdriver-agent.x86_64                          6.0.5-1.el7                              google-cloud-monitoring 

現在の最新は6.0.5のようです。
特になければ、最新バージョンをインストールします。

 sudo yum install -y stackdriver-agent

エージェント サービスを開始する

エージェントのサービスを開始します。

sudo service stackdriver-agent start

ステータスを表示して、動作していることを確認します。

sudo service stackdriver-agent status

念のためログを調べて、エラーがないことを確認することもできます。

sudo grep collectd /var/log/{syslog,messages} | tail

問題なく起動していたら、インストール作業は完了です。
次のコマンドで、インストールで使ったスクリプトは消しておきます。

rm add-monitoring-agent-repo.sh

運用で使いそうなコマンド

運用で使いそうなコマンドをメモしておきます。



エージェントのバージョンの確認

rpm --query --queryformat '%{NAME} %{VERSION} %{RELEASE} %{ARCH}\n' \
     stackdriver-agent

エージェントの再起動

 sudo service stackdriver-agent restart

エージェントの停止

 sudo service stackdriver-agent stop

エージェントのアップグレード

sudo yum update stackdriver-agent

エージェントのアンインストール

sudo yum remove stackdriver-agent

モニタリングできるようになったか

エージェントのインストールが完了したので、GCPのコンソールを開いて確認してみます。




お、Monitoring エージェントのステータスが、未検出から最新に変わっています。


メモリが出ているか、モニタリングをみてみます。


出てきました!


なるほど、
常時50%で何か処理を頑張ると、80%まで上がるのか。

まあ、無料でいきたいので、リソースは増やさずにそっとエージェントを停止しておきます。


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