GCPの永久無料VMインスタンスでアプリケーションを動かしています。
ただ、メモリを増やしてくれとダッシュボードで警告が出るようになりました。
まあ、600MBなので結構厳しいだろうとは思っていましたが、実際どうなのかモニタリングしてみようと思います。
どうやってモニタリングするか
次の公式サイトをみると、Cloud Monitoring エージェントを導入するとモニタリングできるようです。
単一の VM に Cloud Monitoring エージェントをインストールする
Monitoring エージェントを実行するには、最低 250 MiB の常駐(RSS)メモリが推奨されます。
おお、600MBしかないので、250MBくらい消費されるのはきつい...
モニタリングの確認が終わったら、エージェント停止しておくか。
エージェントをインストールする
それでは、エージェントをインストールします。
VMインスタンスにターミナル接続して、手順を実施していきます。
パッケージリポジトリを追加する
エージェントのパッケージ リポジトリを追加します。
curl -sSO https://dl.google.com/cloudagents/add-monitoring-agent-repo.sh
sudo bash add-monitoring-agent-repo.sh
エージェントをインストールする
インストール可能なバージョンを選択するために、次に使用可能なエージェントのバージョンを一覧表示します。
sudo yum list --showduplicates stackdriver-agent
stackdriver-agent.x86_64 6.0.5-1.el7 @google-cloud-monitoring
Available Packages
stackdriver-agent.x86_64 5.5.2-1001.el7 google-cloud-monitoring
stackdriver-agent.x86_64 5.5.2-1002.el7 google-cloud-monitoring
stackdriver-agent.x86_64 6.0.0-1.el7 google-cloud-monitoring
stackdriver-agent.x86_64 6.0.1-1.el7 google-cloud-monitoring
stackdriver-agent.x86_64 6.0.2-1.el7 google-cloud-monitoring
stackdriver-agent.x86_64 6.0.3-1.el7 google-cloud-monitoring
stackdriver-agent.x86_64 6.0.4-1.el7 google-cloud-monitoring
stackdriver-agent.x86_64 6.0.5-1.el7 google-cloud-monitoring
現在の最新は6.0.5のようです。
特になければ、最新バージョンをインストールします。
sudo yum install -y stackdriver-agent
エージェント サービスを開始する
エージェントのサービスを開始します。
sudo service stackdriver-agent start
ステータスを表示して、動作していることを確認します。
sudo service stackdriver-agent status
念のためログを調べて、エラーがないことを確認することもできます。
sudo grep collectd /var/log/{syslog,messages} | tail
問題なく起動していたら、インストール作業は完了です。
次のコマンドで、インストールで使ったスクリプトは消しておきます。
rm add-monitoring-agent-repo.sh
運用で使いそうなコマンド
運用で使いそうなコマンドをメモしておきます。
エージェントのバージョンの確認
rpm --query --queryformat '%{NAME} %{VERSION} %{RELEASE} %{ARCH}\n' \
stackdriver-agent
エージェントの再起動
sudo service stackdriver-agent restart
エージェントの停止
sudo service stackdriver-agent stop
エージェントのアップグレード
sudo yum update stackdriver-agent
エージェントのアンインストール
sudo yum remove stackdriver-agent
モニタリングできるようになったか
エージェントのインストールが完了したので、GCPのコンソールを開いて確認してみます。
お、Monitoring エージェントのステータスが、未検出から最新に変わっています。
メモリが出ているか、モニタリングをみてみます。
出てきました!
なるほど、
常時50%で何か処理を頑張ると、80%まで上がるのか。
まあ、無料でいきたいので、リソースは増やさずにそっとエージェントを停止しておきます。