WordPressをXserverで運用しているのですが、サーバのスペックが良すぎてもったいない気がしています。
メモリ512GBもあるのに、Wordpressだけってもったいない...。ちなみに、一番安いプランです。
なので、SSHして色々いじれるようにしてみようと思います。
Mac上で動いているVSCodeに拡張機能をインストールして、SSHできるようにしていきます。
環境情報
次の環境でSSHできるように設定していきます。
PC | macOS Big Sur 11.4 |
SSHツール | VisualStudioCode 1.57.0 |
まあ、VSCodeのバージョンだけ気をつけておけば問題ないと思います。
設定手順
それでは設定していきます。
SSH接続する方法として次の2つのパターンがあります。
- サーバの公開鍵を取得、SSHするときに指定する
- 自分のPCの公開鍵をサーバに登録する
今回は、「サーバの公開鍵を取得、SSHするときに指定する」方法で進めます。
MacでSSHの公開鍵を作成する
「サーバの公開鍵を取得、SSHするときに指定する」手順で進める場合は、この手順は不要です。
Macのターミナルを開いて、次のコマンドを実行して鍵を作成します。
ssh-keygen -t rsa
ls
すると、次の2つのファイルが作成されていることが確認できます。
id_rsa
id_rsa.pub
このid_rsa.pub
が公開鍵ファイルになります。ちなみに、id_rsa
は秘密鍵ファイルです。
XServerのSSH設定を有効にする
デフォルトではOFFになっているので、ONに変更します。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_server_ssh.php
1. サーバーパネルにログインして、SSH設定をクリック後「ONにする」を選択して「設定する」ボタンをクリックします。
2. 公開鍵認証用鍵ペアの生成、公開鍵を登録します。
これは次の2つのいずれかを任意に選択して設定しましょう。
- 公開鍵認証用鍵ペアの生成
- 自分のPCで作成した公開鍵を設定
ここまでで、XServerのSSH設定は完了です。
VSCodeに拡張機能を追加する
次にVSCodeの設定をしていきます。
VSCodeを開いて、拡張機能の検索で「Remote SSH」と入力して検索、インストールします。
インストール後、メニューに [Remote Explorer] が追加されるので選択します。
表示される SSH TARGETS の右側にある歯車アイコンを選択し、 SSH 接続用の config ファイルを作成します。
configファイルには、次のように入力します。
Host xserver
Hostname <サーバーのIP>
User <ログインユーザー名>
Port 10022
IdentityFile <秘密鍵のパス>
Remote - SSH で XServer にログインする
SSH TARGETS に表示されている「xserver」の右側に表示されるウィンドウマークを押します。
すると、新しいウィンドウが立ち上がって、自動的に SSH 接続してくれます。
これで、XServerにSSHログインするまでの設定が完了しました。