「魔の2歳児」という言葉があるくらい、2歳児のイヤイヤはとても大変です。少し甘くみていました(笑)
言葉が少しずつ話せるようになって色々表現できるようになってきた分、イヤなこともしっかり表現してくれます。
よく大泣きして手をつけられなくなることがありますが、それには3つのパターンがあるようなので紹介します。
大泣きするときの3つのパターン
おもに次の3つのパターンが原因の可能性があります。
- 自分でやりたかった
- 秩序が乱れた
- イヤイヤ期からくるもの
それぞれ紹介していきます。
自分でやりたかった大泣き
よくあるのが、このパターンです。
この時期は、自分が生きていくために必要な動きを身につけている最中です。上達を実感して、幸せを感じている段階です。
なので、大人の都合で中断されたり邪魔されると嫌な気持ちにになってしまいます。大人も同じような感情になりますよね。
なので、「見守る心や時間の余裕」を持つことが大切です。
秩序が乱れた大泣き
世の中のことを何も知らずに生まれてきた子どもは、世の中の仕組みを秩序づけて吸収していきます。
なので、場所や順番が変わってしまうと混乱してしまい、不愉快になってしまいます。
順序へのこだわり
生活の順番にこだわりを見せる場合です。
たとえば、着替えでシャツ、ズボン、靴下の順番に着替えていくなどです。
このこだわりは、将来「自分で見通しを立てて順番を決めて、段取りを立てる」能力に繋がっていきます。
できる限り、子どものやりたい順番を尊重しましょう。
習慣へのこだわり
たとえば、いつものお散歩のルートがあるのに、大人の都合で変えてしまうといった場合です。
親としてできることは、日頃から子どもが何を習慣としているか、よく観察しておくことです。そしてできる限り尊重することです。
場所へのこだわり
食卓ではこの席に座る、、とこだわったりしてたまたま違う席に座らせると大騒ぎしたりします。
注意したいことは、子どもは大人の何倍も場所などの秩序に敏感だということです。
なので、引っ越しや部屋の模様替えは、心が不安定になる可能性があることを覚えておきましょう。
イヤイヤ期からくる大泣き
まずは、「イヤイヤの本当の理由は何なのか?」を理解しましょう。体が自分の思う通りに動かせるようになり、自分の意見も少し言えるようになってきた時期です。
子どもからすると、「どこまで自分の言い分がとおるのか?」と試している感じです。
なので、感情的にならず「ここまではいいよ、ここから先は受け入れられないと」と交通整理する気持ちで冷静に対処しましょう。
言い分を主張したいけどうまく言葉で表現できないことにイライラしているので、その感情を「これはイヤなんだね」「自分でやりたかったんだね」と表現してあげることも効果的です。
まとめ
ついつい親が感情的になってしまうことがありますが、子どもの立場になって考えると解決策が見えてくるのかなと思いました。
上手い付き合いは、選択させること
一番の解決策は「二者択一」で、選択肢を与えることです。
「この靴と、こっちの靴どっちがいい?」と聞けば、自分の言い分が通ったと感じるからです。
穏やかな雰囲気にする最高の方法は、何気ない場面でも子どもに選択をさせることです。
それによって、子どもは自分の考えが尊重されていると感じることができます。
イヤも立派な意思表示
この時期のイヤは本能的で、あまり強い意味はありません。
試しに使ってみている段階だと思いましょう。
通り過ぎるのを待つことも大切
しかし、どうしようもないときもあります。
そんなときは、過ぎ去るのも待つことも一策です。